2024年度 名古屋支部総会のご報告
2024年10月1日(火)18時より、名古屋駅前の名鉄グランドホテルにて、名古屋支部の総会・講演会・懇親会が開催されました。参加者は会員25名、来賓として大学から依田高典教授と事務局の田村利恵様の2名を加えた合計27名で、終始和やかな雰囲気で進行しました。
総会では、まず室賀支部長の挨拶が行われ、続いて髙塚理事が支部活動報告を行いました。昨年7月に伊藤副支部長から幹事の引継ぎを受けた後、総会の開催時期を秋に変更することをはじめ、今回の総会に向けた準備が進められたこと、さらにデジタル技術を活用して支部運営の効率化を図ったことが報告されました。また、髙塚理事から会計報告が行われ、会計責任者および会計監事の交代が発表されました。
続いての講演会では、京都大学大学院経済学研究科の依田高典教授をお招きし、「行動経済学から見るAIの未来」というテーマで講演が行われました。依田教授は、生成AIが引き起こす社会問題やその影響について、具体的な事例や研究成果を交えながらわかりやすく解説してくださいました。また、教授自身が「今後10年間はこの研究をさらに深めたい」との決意を表明され、参加者一同大きな期待を抱きました。中には「ノーベル賞に値する」との声も上がるほど、内容の深さに感銘を受けている様子でした。
懇親会では、田島副支部長による乾杯の挨拶でスタートし、依田教授からは京都大学の近況報告がありました。
その後、1998年卒業の竹内純氏が有志スピーチを行い、ボランティア活動として取り組んでいる「被災地サウナ支援NPO」についてお話されました。竹内氏は、震災に見舞われた能登でテントサウナを活用し、避難所での採暖や個室の確保、トイレや談話室としての利用例を紹介し、参加者は興味深く耳を傾けていました。
最後に、恒例となっている「琵琶湖周航の歌」と「逍遥の歌、紅もゆる」の合唱が行われ、参加者全員が肩を組んで歌い、一体感を感じるひとときとなりました。懇親会は、伊藤副支部長の中締めにより、次回の再会を誓いながら閉幕しました。
(理事・名古屋支部総会幹事 井神 忠)
pdf1.当日資料(727.03KB)
pdf2.会計報告書(368.33KB)
pdf3.依田教授講演資料(791.91KB)